君馬鹿




「古泉…。」

「なんですか?森さん。」


「島での海水浴の資料が見当たらないのだけど。
 知らないかしら?」

「いえ、知りませんが。」

「…古泉…正直に言った方が身のためよ。」

「いやだなあ、そんな物騒なものしまってくださいよ。ここは日本ですよ?」



「だったら出しなさい!!」

「知りませんが…?」

「嘘おっしゃい!せっかく隠し撮…っっ!!」

「…ほう?隠し撮りしたんですか?
 資料とおっしゃいませんでしたっけ?」

「…あら、資料の写真はほとんど彼の許可を得たものではないはずよ?」

「…まあそうですがね。
 資料にいるとは思えませ…。」

「あら、知っているじゃないの?写真に何が写っているのか…。」



「くっ…。」





「さあ、返しなさい。 私の最高傑作なのよ?」

「いやです…。」

「古泉…。」


「だって!!」



「こんな下からのアングルの水着写真!!
 見えそうじゃないですか!!
 
こんなの僕以外に見せられません!!
 っていうかいったいどうやって撮ったんですか?!」



「おだまり!! 企業秘密よ!」



「未成年のこんな写真を撮って!不潔です森さん!!」


「男の写真見て鼻血吹いてるやつに言われたくはないわよ!
 さあ返しなさい!
 キョン君の水着写真は私のよ!」


「いやです!!こんなの人が持ってるなんて思うだけで…!」

「あなたは毎日彼に会えるじゃない!!
 写真くらい持ってたっていいでしょ!?」


「だからってこんな…!!」







「…止めなくていいんですか新川さん。」

「そう思うならあなたが行ってください多丸さん。」

「いえ、無理ですね。君子危うきには近寄らずです。」

「まったくもって同感ですよ。」






END





がんばってギャグっぽく。
森さんも古泉くんもおバカさんですみません;



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